こんにちは!モユルデザインです。 お久しぶりの投稿です。
今日は地下鉄を乗り継ぐ用事があり、駅構内で「コーヒーの香り」がしたのですが、ふと、あるお店が頭に浮かびました。
無意識にスタバの香りを嗅ぎ分けている!?
もう見出しに書きましたが、そうです、「スターバックス」のロゴがハッと浮かんだのです。
ドトールでもタリーズでもない、「この香り……スタバ!」と確信的にわかっている自分に気がつきました。周りを見渡すと、やはりそこには緑色に微笑むマーメイドがいる…。思えばこの感じは、言葉にするまでもなく当たり前の感覚で、何度も経験している気がします。みなさまも、「スタバの香り」って、いつの間にかなんとなく分かっていませんか…?
そしてこの、明確に「スタバだ…!」と思えることって、実はすごいことなのではないかと思いました。
私は匂いにかなり鈍感な方ですが(ニンニクが臭いという感覚がよくわかりません)、それでも、コーヒーの香り→駅にある→“スタバっぽい”のは認識できます。場所の手がかりがなくても、なんとなく“スタバっぽい”香りとわかっているような気がします。いつの間にか刷り込まれているのでした。
これはもうスタバのブランディングの一貫のような気さえしてきます。
「ブランドセント」という手法
この「香りから特定の企業を思い起こす」現象、他にも既に活用されているに違いありません。
そこで調べたところ、やはりありました。10年以上位前から国内で、ブランディング手法として「香り」を取り入れる流れがあったようで、この手法を「ブランドセント(BrandScent)」と言うそうです。
そして既に実施している企業として、ANAやカネボウ、富士通などが「アロマ」の香りを各所に漂わせることで、ブランド力の向上を図る試みを行なっているのだそうです。うーん、嗅いでみたい…!
「香り」は記憶に働きかける
化学的に「香り」は感情面や、記憶中枢に働きかける効果があるため、無意識に関連したものを強く印象づける効果があると言います。これぞ、まさに“スタバ現象”(笑)
これは確かにブランディングに用いたらとても良さそうです。
(余談:この“スタバ現象”を起こすためには、「香りに結びつく記憶」として、「ロゴ」という存在はやっぱり必要不可欠なのだと思います。こういうところからもロゴ(シンボル)の存在って大事なんだ…とつくづく感じます)
例えば個人でできることとしては、「香水」はビジネスでは業界を選びそうなので、代わりに名刺ケースの中に「カードフレグランス」を忍ばせ、「自分の香り」として一定期間使い続ける…などはどうでしょうか。
名刺交換の際に、さりげなく香りの印象を残せそうです。
※こんな素敵な製品もありました。
「ESTEBAN」(日本香堂)
https://www.nipponkodo.co.jp/shop/products/list?category_id=121300
「ネロリ」の香りにしよう!と決めたら、他の香りグッズを選ぶ時も「ネロリ」にしてみる…など。プライベートな時間までも豊かになりそうです!
今のところ「香り」に特許はないらしい
目に見えないながら、人間の記憶にとても威力がある「香り」。
固有の香りを保持したい流れは、必ず出てきそうに思います。10年程前の記事によると、「香りの特許を認める法改正」の話題もあったようですが、国内では今のところ認められてはいないようです。
一方米国では、すでに「香り」の登録は認められていて、なんと久光製薬の「サロンパス」のにおいは商標登録されているそうです!!
しかし米国でもそういった数は少ないそうで、というのも、「香り」の感じ方は個人差が大きく「唯一無二性」を謳うのは難しいようです。「サロンパス」の場合は、配合成分「サリチル酸メチル」の香りで特定しやすいため、認証に至ったという記述を見かけました。うーん、懐かしいサロンパスの匂い、嗅ぎたくなってきました…。
そのようなわけで「香り」に特許は認められにくい現在、“良い香り”を漂わせて、ご自分のビジネスを思い出してもらうきっかけにする…なんてこともいかがでしょうか♪
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