風に立つウミネコ

こんにちは！モユルデザインです。連日の地元レポートで恐縮ですが、今日も自然の中で発見したことメモです。

 

超！悪天候のなか、津軽海峡に行きました。曇天に荒々しい波があがっていました。

それでも、空には「にゃあ！にゃあ！」と元気にウミネコが飛び回っていました（青森はウミネコの繁殖地で、春は繁殖シーズンです）

これぞ、“ザ・ど演歌”の世界。

天気が悪いとはいえ、津軽海峡の海はほんとうに透き通っているので（天気がいいとターコイズブルーの海です）、その透明度を堪能していると、ここにもまた岩場の上にウミネコの姿が。

 

 

ちょっとわかりにくいですが…（汗）

全員がキリっと雄々しく風に向かって仁王立ち！

普段、ウミネコはカラス以上に、イカつい雰囲気を港で放っています。ウミネコにかかると、カラスはチンピラ。カモメは天使です。ウミネコには、そこいらの鳥にはないマジ者感があります、マフィアや任侠…そんな風情が感じられています（個人の所感です）。そんな海のマフィア達が揃って、風に向かって立つ！姿が、なんとも言えない光景でした。

 

そんな姿を見ているうち、「あ！これ風見鶏だ！」とハッとしました。

風に頭部を向けて後方に羽がついていると、物体の状態が安定するとかなんとか…「風見安定」という、あの！なんか物理学的な何かで聞く…あの状態です。ほんとうに鳥は、「風上」を見ていました！すごい！ 暴風に吹かれているからこそ、「風見安定」がめちゃくちゃ威力を発揮していました。

こういう鳥の群れをみながら、昔の人は風見鶏を思いついたのかな…と、ふふっとほんのり愉しい気持ちになりました。周りはもちろん、嵐でほんと寒かったですが！

ウミネコはほんとうに逞しい！

すこしでも早く春らしい日が増えてほしいと願いながら、ぼーっとしていると爆弾（うんち）を落とされるので、軟弱な人間はそそくさと海を後にしました…。